大人の矯正
大人の矯正
大人の矯正治療とは、永久歯が揃ってから行う矯正治療のことです。矯正治療は、歯肉と歯を支える骨(歯槽骨)が健康であれば年齢制限はなく、永久歯が生え揃う12歳前後から治療可能です。
一般的に非抜歯治療の場合は2年〜2年6か月、抜歯治療の場合は2年6か月〜3年と言われています。しかしながら、治療方針や歯の動くスピードによって治療期間が異なりますので、あくまで目安としてください。
矯正治療の長い治療期間を考慮すると、矯正治療を始めるおすすめのタイミングは早いに越したことはありません。なぜなら早く矯正治療を開始することで、「きれいな歯並び、美しい口元、きちんとした咬み合わせ」で過ごす時間が長くなり、人生の質が向上するためです。また、歯並びが良くなることでお口の中の管理がしやすくなります。そして、虫歯や歯周病の予防がしやすくなり、ご自身の歯を永く残すことにも繋がります。
歯並びが悪いことで起こり得るリスク
など、数多くあります。
どれか一つでも当てはまる方、その他に口元への違和感、見た目へのコンプレックスを感じる方は、歯並びが原因かもしれません。当院へ相談していただくことで、お悩みの原因を解決するための手助けをいたします。
当院では、「目立たない矯正装置の提供」を特徴としており、審美ブラケット、ホワイトワイヤーを使った白色の目立ちにくい高い審美性の矯正治療を行っています。更に、矯正用アンカースクリューの植立、CT撮影、治療方針変更に伴う装置の再作成にいたるまで追加料金がかかりません。 表側矯正ではどうしても見た目が気になる方には、マウスピース矯正や裏側矯正をご提案いたします。
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表側ワイヤー矯正
歯の表側にブラケット装置とワイヤーが付きます。 歯面に接着するブラケットと、様々な種類のワイヤーによって3次元的な歯の移動が可能です。ほぼ全ての症例で、非常に細かい歯のコントロールが可能なため良好な治療結果が得られます。 当院では審美ブラケットとホワイトワイヤーを採用しています。
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マウスピース型矯正装置(インビザライン/薬事未承認)
マウスピースを1日中装着し、歯を整えていきます。マウスピースは取り外しが可能なため、お食事や歯磨きは普段通り行えます。また、材料は透明なため装着していてもほとんど目立たず、周囲に気づかれることがなく矯正治療を受けられます。
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裏側ワイヤー矯正
歯の裏側にブラケット装置とワイヤーが付きます。外からワイヤーが見えにくく審美性に優れています。 どうしてもワイヤーが見えるのが嫌でマウスピースを常時使用するのは困難という方は裏側ワイヤー矯正治療がおすすめです。
妊娠中でも矯正治療は可能です。麻酔を伴う抜歯処置とレントゲン撮影については注意が必要です。麻酔を伴う抜歯処置は安定期になれば可能となります。レントゲンは原則、出産後の撮影になります。
固定式ワイヤー装置がつくと歯ブラシがしづらくなり、汚れが原因で虫歯や歯周病になりやすくなります。当院にて歯ブラシ練習を行いますので、ご安心ください。
ワイヤー装置の装着後はなるべく歯にくっついてしまうガムやハイチュウ、グミ、装置を傷つけやすい固いせんべい、アメなどは避けていただきます。また、前歯の装置が取れやすいため、りんごやトウモロコシの丸かじりは注意が必要です。
マウスピース型装置の場合は装置を外している際は食べ物の制限がありません。
飲み物としては、コーヒーや紅茶、赤ワインなどが代表例としてあります。ストローで飲むと着色を避けることができます。
食べ物としては、カレーやミートソースなどがあります。矯正治療日にはワイヤーやゴムの交換を行いますので、着色が気になる方は矯正治療日に合わせてお食事ください。
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カウンセリング
はじめに歯並びのお悩みや治療に関する疑問を伺います。お口やお顔の写真、レントゲンを撮影します。その資料をもとに、予想される治療方法や治療に関わるメリット・デメリット、費用を説明します。当院では、患者様へのカウンセリングを元に様々な選択肢を提案します。選択に迷われることもあると思いますが、患者様にとってベストな選択ができるように詳しい説明や疑問、不安に対して安心いただけるようにサポートをします。
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精密検査
矯正用のレントゲン撮影、デジタルスキャナー(iTeroエレメント 5Dプラス)による口腔内スキャン、必要に応じてCT撮影を行います。
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診断(治療計画のご説明・治療シミュレーション)
精密検査の結果をもとに作成した治療計画について説明します。治療プランが複数ある場合はそれぞれのメリット、デメリット、治療期間について説明します。それを踏まえた上で患者様と一緒にベストな治療プランを選択します。ここでも気になる点や疑問点がありましたら些細なことでもご質問ください。
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矯正治療の開始
4〜8週間に一回のペースで通院が必要です。装置の使用状況によって、通院頻度は異なります。ワイヤーやマウスピースを使用し、歯を動かしていき、目標の歯並びへ整えていきます。 装置の使用状況、歯の動きによって、通院頻度は異なります。
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保定・メンテナンス
動かしたばかりの歯は骨や歯周組織が安定していないため元の位置に戻ろうとします。矯正装置が外れた後は、歯ならびを維持していくために保定装置(リテーナー)で歯ならびの維持・安定を図ります。