矯正治療前に知っておくといいこと- 後編 –|いいね矯正歯科|柏駅の矯正歯科なら【いいね矯正歯科】|認定医常駐で全曜日診療

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よくある質問

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矯正治療前に知っておくといいこと- 後編 –

  • 2024年4月6日
  • FAQ

 今回は、前回の続きになります。

よくあるご質問の

矯正治療の前に知っておくといいこと
– 後編 –

を、ご紹介していきます。

~後編の4つは以下についてになります ~

  9. 後戻りの可能性
10. 健康な歯を削る,
抜くことがある
11. 骨性癒着(アンキローシス)
12. 親知らず

 

9.後戻りの可能性
矯正治療の「後戻り」とは、矯正治療によってきれいに並んだ歯並びが元の悪い歯並びに戻ってしまうことです。
「後戻り」のリスクとして、
1.歯周組織因子・・・歯周組織のコラーゲン繊維の再組織化に4~6ヶ月ほど、弾性線維に至っては1年ほどかかりローテーション(歯の捻れ)が後戻りしやすい。
2.歯系因子・・・特に矯正治療時の下顎犬歯間幅径の拡大は治療後に後戻りしやすい。
3.軟組織因子・・・口唇圧、頬圧、舌癖の影響により後戻りすることがあります。
4.咬合と成長因子・・・過蓋咬合(深いかみ合わせ)、開咬(前歯が当たっていない)の症例は原因として噛み合わせ以外の問題が多く後戻りするリスクがあります。
また、下顎骨の成長に伴い前歯部の接触が起こり、叢生(ガタツキ)を引き起こすことがあります。

様々なリスクがありますが、
基本的に「後戻り」を防止するために保定装置(リテーナー)を使用
してもらう必要があります。

当院では、矯正装置を外して1年間は食事と歯磨きのとき以外は保定装置を装着してもらいます。問題がなければ夜寝る時に更に1年間使用し、2年間は継続していただきます。論文の研究結果より全体の後戻りの50%は矯正治療後の2年間に起きているためです。

実は「矯正治療をしていない人」でも加齢変化に伴い常に歯が動き続けています。すべての大人の歯が生え揃ったとしても、歯はその位置に一生留まってくれません。そして歯を動かし矯正治療を完了した人は、加齢変化に加えて更に1~4の後戻りのリスクがあるため十分な注意が必要となります。
そのため、2年間の保定期間が終わった後も保定装置の使用をお勧めします。
また矯正治療中に治すことで後戻りを減らすことができる舌癖などの悪い癖は一緒にトレーニングをして改善しましょう。

10.健康な歯を削る, 抜くことがある
矯正治療の最終段階における咬合状態は歯の大きさの比率によって決定しています。
上顎の前歯部歯冠幅径の合計に対して下顎の前歯部歯冠幅径の合計の比率が75~80%(日本人標準値)だときれいに噛むことができます。

この比率にズレがある場合は出っ歯になってしまったり、受け口気味になってしまったりします。
そのため、ガタツキがなくとも比率合わせるために歯を削ることがあります。
この他にも
・ブラックトライアングルの解消
・歯を並べる隙間を作る
・保定時の安定を図るため(点接触を面接触にすること)
に削ることもあります。

では、どのくらいの割合の人が削る必要があるのでしょうか?
バランスが良好な方は2割、下の歯が大きい方は6割、上の歯が大きい方は2割

全体の8割の方は、上下どちらかの歯を削る必要があります

また、歯のガタツキの量が多かったり、奥歯の土台がズレていたり、口元が出ている場合は多くの隙間を必要とするため、健康な歯を抜くこともあります。
当院では、精密検査時に3Dスキャナーによる光学印象や型取りからの歯牙模型から一つずつの歯の幅を計測した結果とメリット・デメリットについてご説明し納得頂いてから歯を削るようにしています。
抜歯についても同様に、健康な歯を抜いたときのメリット・デメリットをご説明し納得頂いてから抜歯を行っていただきます。

 

 

11.骨性癒着(アンキローシス)
歯の骨性癒着は、歯周組織の破壊の結果として歯根と歯槽骨が直接骨結合を起こしたものです。(歯と骨がくっついてしまい動かない状態のことを言います。)
発現頻度としては乳歯は1.9%~9.9%、永久歯は乳歯の1/10と言われています。

原因としては、
1.歯根膜の遺伝的、先天的発育障害
2.過度な咀嚼圧、外傷による歯根膜の局所的な損傷の治癒過程での骨化
3.局所的な代謝障害
などが報告されています。

骨性癒着の場合は歯に矯正力をかけても歯が動きません。
そのため、対処法として、歯の再植術、歯の亜脱臼術、一歯の歯槽骨切り術がありますが、歯の移動が難しい場合、骨性癒着している歯の抜歯が必要になる場合があります。

骨性癒着のある歯の場所によっては、治療計画の変更が必要になる可能性があるため、しっかりと検査を行ってから矯正治療を開始する必要があります。
当院では、精密検査時に必ずCT検査を実施しておりますので、治療前に骨性癒着についての可能性と対処方法について資料を元にご説明致します。

院長の骨性癒着への臨床報告論文
『骨性癒着した低位上顎左側犬歯の歯槽骨切り術および歯槽骨延長器を用いた左側AngleⅡ級症例』歯科学報, 121(2): 132-141

12.親知らず
親知らずは10代後半から20代前半頃に生えてきます。親知らずがまっすぐに生えて来てくれるなら残した方が多くのメリットを得ることができます。
口の中は親知らずも含めると32本の永久歯があります。このうち小臼歯抜歯を4本行った場合28本になり、更に親知らずまで抜歯した場合は24本になります。
しっかり噛めている歯の本数が多ければ多いほど、一本ずつにかかる負担が減るため本数は多いに越したことはありません。
しかし、親知らずが横に向いていたり、斜めに生えてきて半分生えてしまっている場合は、しっかりと噛むことができず、歯磨きもし辛いため虫歯になり痛みが出てきてしまうことがあります。
その場合は抜歯が必要となることが多いです。また、矯正治療計画時、親知らずの位置に歯を後ろへ動かして来たい場合も抜歯が必要になります。
当院では正確な診断のためにレントゲン写真やCT検査を行いアドバイスや治療計画をお伝えしております。
矯正治療後の後戻りについては、あまり関係がないことが論文の研究結果にて述べられています。

 

以上が、矯正治療前に知っておくといいこと- 後編 – になります。

前回に引き続き、今回の投稿で、4つのデメリットやリスクについてご説明致しました。
不明だった点や更に詳しくお話を聞きたい方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談下さい。

当院では、初診相談は無料で行っており、ご自身の悩みについての治療方法から料金、今回のトピックで述べさせていただきました矯正治療のデメリットやリスクについてもご説明しております。
矯正治療に、ご興味が少しでも出ましたら、予約ページまたはお電話(04-7136-7530)よりご予約頂けたら幸いです。

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